ささくれを気にする

話すほどのことでは

一人称に迷う日

26年生きているが、いまだに一人称が安定していない。

 

根元にあるのは、アイデンティティのかったるさなんだろうなぁ。

 

でも、いわゆる一般的な男女格差!とかジェンダーロール!みたいなものに反対してそういうふうに振る舞っているか、といえばそうではない。

 

どちらかといえば、自分から放たれるものが、自分固有のものかつ、有象無象のひとつとしてある程度の軽やかさを持っていたいという欲求が色濃く見える。

 

僕は結構、無茶苦茶なことを言う。なかには自分で書いているくせによく分からないと思っているものもある。

 

だからもちろん僕の意見は、僕の持つアイデンティティの何かを代表しての意見ではない。むしろその端っこでボソボソ何か言ってるくらいに捉えられたい。

 

でも、それと同時に僕の意見は、僕にしかない角度や重さがあると信じてる。アイデンティティなんていう先天性の気質や生活の中で生じた偶然なんかをぶっ飛ばして、読んでいる誰かに刺さって欲しいと願ってる。

 

そういうわけで、僕の一人称はずっとふわふわしっぱなしなんだろうな。いつかそんなものも乗り越えて、僕を捕まえてくれたらいいのに。