ささくれを気にする

話すほどのことでは

お茶を買った日

冬は緑茶がうまい。そういうわけで緑茶を買いに行った。

 

どうせお茶を買いに行くなら、ということでデカお茶屋さんまで出向いてみた。店内には人はおらず、お茶を極めましたみたいな強お爺店員さん(個人の感想です)が3人いて、入りづらいことこの上なかった。

 

店内に入るとずらっとお茶が並んでる。高いやつから安いやつまであるが、マジで何の違いもわからない。美術館で絵を眺めてる時みたいだった。

 

お茶の名前の下に申し訳程度の説明文が書かれてはいるが、何のこっちゃわからなかった。無知なことを棚に上げて、やっぱ美術館みたいだなと呑気に思った。

 

勇気を出して、おすすめのお茶を聞いてみたところ、冬茶物語というお茶を勧めてくれたので言われるがままに買ってみることにした。新茶の青臭さが少なく、甘味をしっかりと感じられるらしい。(そうなの?)

 

説明を聞いたところ、茶葉4g、80度のお湯で淹れるのが美味しいらしい。「4gで3セン淹れられます。」とのことだったが、センが何の単位だかはわからず逃げるように出てきてしまった。センってなんだ。

 

Googleで【お茶 セン 単位】という知性のかけらもない検索をしてみたところ、おそらくお茶を出せる回数であろうことがわかった。

 

引っかかったサイトを開くと、「本などにはよく、お茶は三煎まで美味しくいただけるということが書いてありますが、個人的には多くて二煎までですね。」との記載があり、やはり良いものを楽しむには教養が必要なんですね、ということを強く感じる。

 

若干疲弊しつつ、近くのドトールに入る。喫煙室の治安が終わっててちょっと安心した。