ささくれを気にする

話すほどのことでは

冬のオタク

昨日今日とは今年1番の寒さらしい。寒すぎてキレそうになったが、冬のオタクだったのでことなきを得た。

 

仕事の都合上、6時前に家を出る。外はまだ真っ暗で、濁った白い息をぜーぜー吐きながらチャリを漕いでいる。鼻先が痛いくらい冷えて、キリッとした冷たい空気が肺を満たす。

 

電車に乗って窓から外を見ると、だんだん空がオレンジ色に染まっていく。ネイビーとオレンジなんて真逆の色なのに、混ざると何でこんなに綺麗なんだろうと思う。

 

バスに乗ると、ぴかぴかとした日差しがわたしの右側を照らして、自分が澄んだ人間のように思える。

 

冬大好き、わたしが出力できる好意を表す言葉の最大値が「大好き」なのが恥ずかしくなる。もうすぐ去っていってしまうのがすごく悲しい。指先も鼻先も痛くていいから、ずっとそこにいてくれ。